合併症

合併症

糖尿病の特徴の一つに、合併症を招きやすいことがあげられます。糖尿病の合併症には、急性のものと慢性のものとがあります。2型糖尿病では、空腹時血糖値が300mg/dlを超える場合に、多飲、多尿、体重減少が認められますが、初期の症例の多くはほとんどが無症状です。しかし治療を受けなかったり血糖値のコントロールが不十分な場合は、発病から5年過ぎた頃から慢性の合併症が現れてきます。このうち糖尿病の合併症に特有なものとして、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害の3つが挙げられます。

糖尿病性網膜症は、最終的に眼底の集結、網膜剥離、糖尿病性の緑内障のため失明にいたることがあります。近年では、毎年400人ほどがこの病気で失明しています。また成人の失明の原因の内、20%弱が糖尿病性網膜症を原因としています。

糖尿病性腎症は、糖尿病性腎症は、初期にはたんぱく尿が認められるだけですが、その後に少しずつ腎臓の機能が低下し、機能が正常の30%程度まで低下すると、血液検査で判明しますが、この段間では既に手遅れとなります。腎臓の機能悪化は完全に止めることができず、最終的には腎不全となり血液透析が必要になります。日本では1年間で約1万3000人が糖尿病性腎症によって新たに血液透析を開始しており、血液透析の原因としては慢性腎炎を抜いて第一位となっています。

糖尿病性神経障害は、一般の網膜症や腎症より早期から症状が出現します。症状としては知覚神経の障害によるものと自律神経の症がによるものがあります。知覚神経の障害の症状として多いのが、両足の先や足の裏などのしびれと感覚の低下です。ひどくなると両手の先にも症状が出たり、強い痛み訴えたりすることもあります。自律神経の障害で一番多いのが立ちくらみです。これ以外にも下痢、便秘、発汗の異常、排尿障害、インポテンツなど多様な症状が現れます。糖尿病性神経障害による足の知覚の低下に加え、血めぐりが悪くなってくると、糖尿病性足病変が起こり、足に壊疸ができて最悪の場合、切断にいたることもあります。

最終更新日:2008/09/24

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